規格内/規格外

6月1日より郵便料金の改定が行われた。郵便はがきが52円から62円に値上げされ、郵便書簡(ミニレター)と同じ料金になった。年賀はがきについては衝撃を和らげるため、また、配達コストが安いため、52円のまま据え置かれた。

郵便はがき以外に変わったのが、定形外郵便とゆうメールである。近年、ネットオークションやフリーマーケットアプリでの小口の利用が急激に増えたため、再配達によるコストが増加。そのため、一定のサイズを超えるものは別料金となった。長辺34cmX短辺25cmX厚さ3cm以内、かつ重量1kg以内のものは「規格内」、そのサイズを超えるものは「規格外」とされた。

さて、この「規格内」と「規格外」。名前としては最悪だと思う。すでに「定形」と「定形外」という規格があるにもかかわらず、さらに「定形外 規格内」「定形外 規格外」という難しさを商品名に反映している。もちろん日本郵便側にも都合があるのは十分に承知しているが、その都合をそのまま商品名にしなくても。せめて「1型・2型」にすればよかったのに。しかし、名付けに関して、もちろん社内で議論はあって、その上で「規格内・規格外」とすることを良しとしたのだろうから、私のような凡人には到底理解し得ない理由があるのだろう。

規格内のサイズは、レターパックライトのサイズを基準とするとわかりやすいだろう。レターバックライトにすっぽりと入るものは定形外規格内となる。重さだけが違うのでそこだけ注意すればいい。ただ、レターパックライトに入るのであれば、追跡番号があるのでレターパックライトを利用する方が良いと思う。